ミッシェル・グロに再会しました。

2013年以来の再会を果たしました。

前回の初めて会った時はミッシェル・グロがその展示会に来ているとは知らず、ブースを回っている時に出会し知人のワインに関係無いインポーターに通訳して頂きました。

とても緊張したが素晴らしい人柄に改めて感銘を受けて、再会出来るのを楽しみにしていました。

ミッシェル・グロから前回会った後に私宛にメールの返信も頂き『必ずや私のドメーヌに来て欲しい』とメッセージを頂いたものの実現する事が出来ませんでした。


結果、今回も日本での再会。


まず、前回と同じワインに関係無いインポーターの方に通訳をお願いしてミッシェル・グロのブースに行きました。
すると、ミッシェルはおにぎりを片手にこれからお昼ご飯と言うことで1時間後に出直し。


出直してミッシェル・グロに前回の写真を見せると『ああ、覚えているとも。まだ私のドメーヌに来ていないね。』
っと笑いながら話してくれた。
また、このジャパニーズライスはなかなかイケルヨ!とも。


たくさんの会話を通訳を通じて、させてもらったし前回の初対面とは全く違う気さくなミッシェル・グロを見せてくれた。


全て2014ヴィンテージの試飲から。
前回も話したがミッシェル・グロのACブルゴーニュはヴォーヌ・ロマネの香りだがオート・コート・ド・ニュイはニュイ・サンジョルジュに感じるのは?
と聞いたら、ミッシェルからACブルゴーニュは2区画あるうちの1つはヴォーヌ・ロマネ村のヴォーヌ・ロマネを名乗れる区画と1キロ位しか離れていないと言う。



ニュイ・サンジョルジュ・レ・シャリオは大地の香りがしニュイ・サンジョルジュ・1erは2区画のブレンドから。
将来性があるが、今飲むにはもったいない。
その事を言うとミッシェルからあと10年は待たないと美味しさは出ないと言われた。


ヴォーヌ・ロマネ・クロ・デ・レアはミッシェル・グロの看板ワイン。
プルミエ・クリュでありながらグラン・クリュの品質を持つがミッシェル曰く、それは過去の人間がプルミエ・クリュと決めただけで、真実はワインの中にあると語っていた。
確かにそうだ。
過去の人間がプルミエ・クリュと決めたからグラン・クリュの品質には劣る畑と決めてはいけない。
これが俺の情熱と心の中で叫んでいるかのようであった。


ミッシェルから少し待ってと言われ、下の戸棚から特別にクロ・ド・ヴージョも出してくれた。
最初は軽く思うワインも飲みごたえは素晴らしいアフターを放っている。
しかしながら、若いうちはこのクロ・ド・ヴージョはあまりにスカスカだ。
それは、前回聞いているからここでは割愛。
これはグラン・モーペルテュイの区画だよね?と確認すると、その通り。
と言った時に東日本大震災の黙祷の時間になった。
ミッシェルから私はあの時に居たんだ。
仙台で私のワインをこよなく愛する○○さんを失ってしまった。と教えてくれた。


たくさんの会話をした中にミッシェルの先代ジャン・グロのリシュブール1970年代のが日本で少量最近販売されたのを話すと、ミッシェル・グロは個人ストック以外のジャン・グロが作ったリシュブールは持っていないと言う。
ミッシェル曰く相続の際に妹のアンヌ・フランソワーズが引き取っており妹の蔵から出たのであろう。
と後ろを振り返り妹のアンヌ・フランソワーズの顔を見ながら言って、真実を知りたければ後でアンヌ・フランソワーズに聞いてくれと言いそうな面持ちで話していた。
ミッシェルから、ところでいくら位の値段なんだ?
と聞かれ、600ユーロ位だったはず。
と返すと少し残念そうな顔をしていた。


また、ミッシェル・グロのワインが大好きな私だが、同じヴォーヌ・ロマネ村でジャン・ルイ・ライヤールのワインにも感銘を受けたと話したら、少しビックリしてライヤールのワイン飲んだのか!ライヤールを知ってるのか?と言われた。

そこで、ミッシェル・グロとは方向性が違うがジャン・ルイ・ライヤールのワインも氏の哲学を感じたと話すとミッシェルは大変納得した顔でうなずいた。

ミッシェルから家はとても近所な事。
自分の2つ年下でミッシェルの弟ベルナールと同級生。
ボーヌ栽培高等学校時代から今でも親交があると、とても楽しそうに詳しく話してくれた。
私からボーヌ栽培高等学校はミッシェルの卒業校でジャン・ルイ・ライヤールは現在そこの先生だよね?
と話すと、そうなんだ。
ジャン・ルイ・ライヤールは自分のドメーヌの仕事半分とボーヌ栽培高等学校の仕事も半分していると説明してくれた。

話の後半になり、ミッシェルのクロ・デ・レアやクロ・ド・ヴージョを買いたくなるが、ACブルゴーニュを飲むとなぜか納得して高いワインを買わなくなる。
とミッシェルに話すと、ちょっと驚いてこんなに品質が違うのに?と言われた。

そこで、品質はそうかもしれないがACブルゴーニュにはヴォーヌ・ロマネ村のワインの要素がありミッシェル・グロの魂を感じると説明したら、いたく納得して『確かにそうなんだ。品質差でなければこのワインは私のワインを一番わかってもらえるはずだ』と笑っていた。

ミッシェルにそれでも日本に入ってくるミッシェル・グロのワインは販売店でたちまち完売すると説明したら、プリムールで3000ケース位は日本に出しているのに?と驚いていた。


試飲と長話のお礼に、またミッシェルに会いたいがドメーヌに行くには日本での会社の説得が大変だ。
次はまた日本での再会になっても許してくれ。
と話すと、おおむね2年に一度来る。
歩けるうちは日本に来るよ!と冗談を言っていた。

また、今回のようなプリムールではなく飲みごろのワインを飲む機会は無いのか?と無謀なお願いをすると…。
簡単に意外な返事が返ってきた。
私のワインは私自身で楽しむように1970年代以降のワインを販売用とは別に持っている。
特に長い熟成をさせてから飲むと決めているワインは同じヴィンテージでもマグナムボトルで蔵にあるから、君がドメーヌに来てくれたら飲みたいワインを君が決めて一緒に飲もう!
と軽〜く言われた。


ミッシェル・グロ恐るべし。


そこで、ずいぶん前にH先生とスキーで利用するホテルで飲んだミッシュル・グロのヴォーヌ・ロマネ・クロ・デ・レア1997の画像を見せた。
ミッシェルから個人のセラーで保管していたのか?
と聞かれYESと共に、感動的な味わいだったと話したら、それは当たり前だと笑顔ながらドメーヌ当主の顔に戻った。

長話のお礼を改めてすると、君と話せて良かった。
本当にありがとう。


と言われたが、『本当にありがとう』は私からも返させて頂いた。
隣にM.Tさんが一緒にいたらな・・・

メルシー、ミッシェル・グロ。
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(これはクロ・デ・レア1997)
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by nationalwinedemo | 2016-03-12 04:48