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ワインの選択

冒頭に、昨日H先生が私の職場に寄って頂いたのに、携帯の着信に気付かず、大変申し訳ないことをしてしまった。
次回も懲りずに寄って声をかけてください(^_^)

さて、本題。
ワインを単発で飲む場合は、自身の好みに合わせて選ぶ。
もしくは、周りの好みに合わせて選ぶ。
これは基本中の基本でしょう。


しかし、ワイン単発を複数の人間で終わらせる事は少なく、大半が複数のワインを選び、飲むことになります。


そこで、ワイン選びが重要になります。

ここでは大きく分けて2つ。

1つはワインを中心に飲むパターン。
もう1つは食事と共に合わせるパターン。


大差ないように思いますが、料理とどう活かすか?
となると大きな違いが出ます。

前者の場合、余程のワインに品質差がないかぎり味わいやヴィンテージがランダムに出る事も多々あり、合わせる食事もアラカルト系が好ましいでしょう。
あくまでワインを楽しむスタイル。


後者の場合、ワインの出す順番や品質差に注意を払う傾向にあり、食事はコース料理と合わせるのが一般的です。


前者にはあまり気を使わないものの、後者には細かなポイントを押さえる必要があります。

それは、コース料理は軽いものから重い料理にメニューが変わるのと同じようにワインの味わいも同じ方向性に持っていかなければ、せっかくの料理も活きませんしワインも美味しさ半減になります。

例えば、シャンパーニュを最初に出すならあまり個性的ではないもの。

次の白ワインは先に出たシャンパーニュに負けないものの、次に出る赤ワインに勝らないこと。

赤ワインは白ワインに負けない味わいを持っていること。


特に白ワインには赤ワインより古いヴィンテージなどを出すのは難しいとされ、敬遠されがちです。
なぜなら、白ワインの味わいが『終わりかけている』場合は、そのなんとも言えぬ味わいが品質の高低に関係なく存在し、この後に出す赤ワインの選択を難しくします。
ボルドーやローヌ系はまだ合わせやすいが、ブルゴーニュの赤では難しいでしょう。

あとは、古酒の好き嫌いや飲み頃の見極めでしょう。

わかる人なら、料理もフルコースならワインの味わいの流れもフルコースと言えばわかるでしょう。

わからないと、一度ワインのフルコースの選択を間違えてみるのも経験値としてありと思います。
だって、いつも成功なんてないし、失敗から学ぶ事はとても大切。

添付画像はルイ・ジャドのサン・ロマン白1997は熟成のピークを過ぎている状態の味わいとカリフォルニアのキャピオー フリーストーン・ヒル・ヴィンヤード2002は果実の旨味満載で良い意味で逆効果だった。
2013年2月の事。
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by nationalwinedemo | 2017-10-17 04:55